通話ソフトDiscordには危険性があるのか、害のあるユーザーから身を守るには、安全に使用するためにはどう設定するのかを解説していきます。
どんなものにも危険性はあるのでしっかりと適切に使うことが大切です。
Discordの危険性
Discordの危険性を解説します。プログラムによる危険性よりも人によるほうが多くあります。
暴言・出会い目的などのユーザー
どんなSNSでも、いわゆるやばい人は存在します。
Discordを友だちとのゲームで使用している場合は問題ありませんが、不特定多数の人が参加しているサーバーには注意が必要です。
暴言などの誹謗中傷や出会い目的の人などは存在します。
ですので、知らない人からいきなり酷いことをいわれることや嫌がらせをされることもあるかもしれません。
不特定多数の人と交流する時はある程度のメンタル、メンタルケアは必要になることがあります。
マルウェア感染
マルウェアとはいわゆるウイルスになります。
Discordはファイルのアップロードする機能があるので、知らない人から送られてきたファイルをダウンロードしてしまうと自分のパソコンに侵入されてしまうことがあります。
また、ウイルスに感染してしまうと他の人にも被害が広がっていくことがあるので、自分だけでなく友達に迷惑がかかるかもしれません。
Discordでは実際に過去にマルウェア感染の事象が報告されています。
Blueface Reward Claimer.exeやSynapse X.exeなどのファイルが報告されています。
ランサムウェア
ランサムウェアはマルウェアとは少し違い、金銭の要求がメインになります。
パソコン内のファイルを暗号化(見れないように)して直してほしければ金を払えというものです。
ランサムウェアは実際はお金を支払っても戻されないことがほとんどで、仮想通貨による取引が利用されるため犯人を特定しにくくなっています。
SomhoveranやLockScreenなどのファイルが報告されています。
不正アクセス、乗っ取り被害
Discordのアカウントに不正アクセス、アカウントを乗っ取りされる被害もあります。
セキュリティ対策をしておけば被害はなくなりますが、対策をしていないと乗っ取られることもあります。
不正アクセスやアカウント乗っ取りをされるとフレンド(友達)に悪質なファイルを送信してしまったり個人情報を取られてしまいます。
普段会話しているフレンドは注意せずにファイルを開いてしまうため容易にクリックしてしまう事が多いです。
Discordを安全に使うためには?
Discordを安全に使うためにはどうしたらいいのかですが、Discordも対策をしています。
ただ、Discordが対策をしていてもユーザー設定ができてないと意味がないので、しっかりと設定しておくことが大切です。
チャットの制限
ユーザー設定の「プライバシー・安全」からメッセージの安全性を高めることができます。
ダイレクトメッセージの警戒レベルでは「安全第一」にすることですべてのメッセージをスキャンしてくれます。
メッセージ以外にも写真などのファイルもスキャンしてくれます。
フレンドなら大丈夫でも問題ありませんがフレンドがアカウント乗っ取りされてしまった場合には、働かないので注意です。
同じように「サーバーにいるメンバーからのダイレクトメッセージを許可する」をオフにしておきましょう。
第三者からのメッセージが来なくなるので安心して使用することができます。
二段階認証の実施
2段階認証をしておくことで安全を保つことができます。
2段階認証は「マイアカウント」の「パスワードと認証」で利用することができます。
スマホにGoogle2段階認証をインストールすることで、スマホがないと新しいログインができなくなるのでセキュリティ強化になります。
SMSバックアップ認証もしておくと、2段階認証や予備のセキュリティアップとして使用することができます。
サーバーの設定
自分のサーバーであれば設定を変更してセキュリティ強化することができます。
サーバー設定を開いて「安全設定」から「認証レベル」を「中」か「最高」にしておきましょう。
高と中は、ほぼ変わりないです。
最高にすることで電話番号認証していないとサーバー内に参加できないので、サブアカウントによる参加を防ぐことが出来るようになります。
不適切なメディアコンテンツフィルターでは、「全てのメンバーのコンテンツをスキャンします。」にすることでサーバー内のメッセージの安全性を高めることができます。